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コラム 毎週木曜21時更新

2018年4月12日  知識を暴飲暴食!

久しぶりにクイズの勉強法などを書いてみようかなと。

クイズに強くなるためのアプローチなんかそれこそ星の数ほどあるんだけど、それには自分独りでできるものと独りではできないものがある。

独りできないものの代表格は「早押し」だろう。
そりゃ単にボタンを早く押すという鍛錬なら独りでもできようが、いわゆる早押しクイズは単独ではできない。
早押しに限らず、勝負勘を磨く系のものは相手がいないと鍛えようがなかったりするのだ。

反対に独りで勉強する方法のうち最もわかりやすく且つ誰でも思いつくものといえば「問題集の問題を解く」だろう。中学時代の僕もそうだった。
ビギナーの人にとっては問題集を解くのは山に登るための必須作業の1つである。
しかしながらそこにもちょいとしたコツみたいなのがあるので今回はそんなこんなを書いてみようと思う。

僕らが中学生だった頃と現在とで、クイズの環境において決定的に違うところの1つは、「問題集」と称されるものの存在状況だ。今の方が圧倒的な数、世に溢れている。もちろんそのバリエーションも昔と比較にならないほど豊かである。

昔はテレビのクイズ番組の問題を収録した、番組側が出した書籍(=「クイズ本」)と相場が決まっていた。それが今では個人レベルで問題集が制作され販売もされている。
それだけではない。ネットをみるとありがたいことにフリーで多量の問題を発表してくれている奇特な人もいて、それが結構な数となっている。結果、その気になれば何千問、何万問といったクイズ問題がすぐに手に入るという時代になっているわけだ。

ただ、どんなものでもそうなんだけど、プラスの状況には必ずマイナスの面がそれこそ表裏一体としてある。
問題がすぐに手に入る、バリエーションが豊かだ、という裏には、「今の自分には必要ではない」問題に接する機会も増えてしまうということになる。
これがビギナーにとっては厄介なことなのだ。

一般に「下手な問題」とか「価値がない問題」とか言われるクイズ問題がある。そう扱われる問題は確かに存在する。
でも僕が言う「ビギナーに厄介な問題」はそういったものを指しているのではない。根本的に基準が違うのである。

僕は基本的にはクイズの問題には全て価値があると考えている。下手な問題には下手な問題なりの価値があるのだ。それを頭ごなしに否定するのは賢明な対処ではない。
ただ、問題にはふさわしい「場」というものがある、とは僕は思っている。
どんな企画のどんなタイミングで出されるのか、演出に従った出され方というのがクイズ問題には大事なこと、というのはかつて料理に例えて紹介したんだけど、この考え方は企画だけでなく、個人がクイズ力を高めるための手法にもあてはまる。
独りで勉強としてこなすクイズ問題も、本来ならその人のタイミングやレベルに応じたものを選ぶ必要があるわけで、つまりは自分に「必要」か「不必要」というどこまでも個人的である基準をあてはめて行かないといけないものなのだ。
つまり「ビギナーに厄介な問題」とは、「ビギナーには不必要な問題」ということである。

クイズの問題なら何でもいいからとにかく触れていたいという問題フリーク(実際にいるのよ)ならいざ知らず、普通はビギナーであればまずは簡単な問題からこなして行き、徐々に難度を上げて行くというのが基本スタイルなのは間違いないところだ。

しかしながらここで問題が1つ生じる。
以前にも書いたと思うけど、ビギナーに問題の良し悪しなどわかるはずもないのである。なぜならビギナーだから。
そしてそれだけではなく、実はビギナーは難易度すらも判定できなかったりするのだ。
なぜならビギナーだから(笑)

ビギナーでもわかることは、そのクイズ問題のジャンルが何か、ぐらいだけだと思った方がいいのである。

となるとさっきの指標だった「問題は簡単なものからやる」もにわかに怪しいものとなって来た。難度がわからないのに簡単かどうかなどどうやってわかるのか、ってね。

ここで登場するのが「師匠」である。
かなり前のコラムでも書いたけど、とにかく自分が目標とする人で、結果を出している人なら誰でもいいから師匠を作り、その人にある程度ガイドをしてもらうことがビギナーにとっては最も確実な方法なのだ。
今回の話で言えば、問題集はその「師匠」に選んでもらえばいいだけの話で、それはビギナーのあなたが選ぶよりは確実性が高くなる。

で、ここからが本題。そんな「師匠」も見つからず、それでも独りでやって行きたい人へのアドバイスである。
つまり「独りでもできる問題集の選び方」だ。

ビギナーにとっての問題集の選び方は実は基準は一択である。これ以外の基準はないと思った方がいい。それは「問題の長さ」だ。

誰が言い始めたか知らないが、90年代以降、クイズに「長文問題」というジャンルが誕生した。それに伴って「短文問題」というカテゴリーも生まれた。
誕生における諸々のことはちょっと置いておくとして、この長文問題と短文問題について単純に考えてみたい。

クイズ問題の長さを議論する時に、人によっては「長文」なんかやっても意味がないとか、逆に「短文」なんかクイズじゃない、とかいろんな意見が出る。
僕の意見はこうである。クイズは「長文」であろうが「短文」であろうが、どっちもそれぞれの面白さがあるから、自分が楽しいと思う方を採用すればいいのだ。

長文には長文で、アカデミックでありカタルシスが準備されるものであるからその面白さが内包されているし、短文には短文で頭の回転や指の早さなどを感じられる面白さがある。だからそれぞれが存在していいわけで、片方が片方を否定するのは愚かなことなのだ。

クイズには「自分に合う合わない」で接することが重要だ。他人が面白いと思うものでも自分に合わなかったら接触しなければいいし、その逆もありうる。どこまで行っても自分が基準なんだからそれをプライドを持って貫くべきである。それを一般論のように「長文はダメ」だとか「短文はクイズじゃない」とかいうのは愚かで卑怯な意見である。
「僕は長文が好き」とか「僕には短文が合ってる」でいいのだ。もちろん「どっちも好き」が一番ストレスがなくいいんだけどね。

僕はこれまで長文、短文に関して意見を誰にも言ってなかったけど、これが僕のずっと考えていること。とにかくクイズの可能性は無限なので、好きに扱ったらいいのである。クイズは楽しむことが基本なのだ。

そしてこれも僕がよく言ってること。
「自分が楽しむためにはまず他人の楽しみを守ること。」
これも大事だろうね。

話を戻そう。
ビギナーが選ぶ問題集だが、それは「問題文が短いもの」に限る。
最大の理由は単位時間における問題量だ。
つまりビギナーがまずやるべきことは問題を1問でも多くこなすことなのである。
それには残念ながら長文では雑学的な面白さはあるとしても、問題数をこなすことには不向きなのだ。

とにかくビギナーの人は、1ページA4サイズの大きさの問題集をパラパラとめくったとき、1行で完結している問題がより多いものを選ぼう。
とにかく問題がたくさんこなせるものがいいからだ。
クイズを勉強する最初の段階では、クイズの問題は問題そのものを記憶するのではなく、問題の「核」を取り入れるのが目的だからね。

昔、書店で販売されていた「クイズ本」は、むしろこういった1行問題ばっかりだった。だから僕らは知らず知らずのうちに効率よく勉強ができた。
やはりプラスとマイナスは表裏一体ということだ。

とにかくビギナーの人はたくさん問題をこなしてほしい。強くなるのはそれが一番いい方法だ。
あと、さっさと「師匠」を見つけること。これも大事。

そして師匠が見つかっていない人で、「SODALITE」の僕の「レッスン」に来る生徒の人は、もちろん僕がいろいろと教えてあげます。心の準備をしていてください。

と、最後に宣伝もしてみる(笑)

ではまた、来週の木曜日。




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